夫と円満離婚したい時に、夫婦で冷静に考え話し合っておくべきこと
公開日:
: 最終更新日:2018/04/12:
離婚調停を有利に進めるコツ

円満離婚とは、揉めることなくことを荒立てず、スムーズに成立する離婚のことを言います。しかし、夫とコミュニケーションが取れないほど夫婦の仲がこじれてしまっていると、とにかく早く離婚して新生活をスタートさせたいと考えてしまうものです。
焦って離婚してしまうと後悔したり、後々トラブルになるケースも多くなります。できるかぎり心残りや後悔がなく夫と離婚するために、どうしたら円満離婚できるのか詳しく説明していきます。
もくじ
1.夫との円満離婚を考える理由は、自分自身の浮気などがきっかけ
2.【円満に夫と離婚するメリット】時間やお金もかからずストレスフリー
3.円満離婚したいけどできない人の特徴は、我慢強く過去を引きずる性格
4.【成功する円満離婚の仕方】子どもの親権や、財産など冷静に話し合う
5.【離婚がまとまらない時】円満に解決するため離婚調停を行う
6.離婚調停で円満解決するために、気を付けておくべき注意点2つ
7.まとめ
夫との円満離婚を考える理由は、自分自身の浮気などがきっかけ
夫と離婚を考える理由は、人によって異なります。そもそも離婚のきっかけや理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
ある日突然「円満離婚」を持ち出した場合、その背景には自分自身の浮気が潜んでいることが少なくありません。家庭を捨てでも一緒になりたい浮気相手がいる、ということです。浮気の他に円満離婚の理由を挙げると、性格の不一致、暴力、実家の家族や親族と仲が悪い、浪費、セックスレスなどです。
自身の浮気
離婚を突然持ち出した時、配偶者は驚いて理由を尋ねますが、答えることなく「理由は聞かずに離婚して欲しい」と繰り返すばかり、というケースが多くなります。これは浮気を理由に夫から慰謝料を請求されることから逃れたい、と考えているからです。
自分の浮気が理由で離婚するのですから、当然相手には慰謝料を請求する権利が発生します。とはいえ、理由も明らかにしないのに離婚に応じてくれる配偶者は稀です。「円満離婚したい」と繰り返すだけというのは、悪手と言わざるを得ないでしょう。
性格の不一致
性格の不一致を理由とした離婚は非常に多くなっています。違う環境で育ってきたので夫婦で性格が違うのは当たり前ですが、結婚してみて初めて分かる性格もあります。夫と付き合っている時はこうではなかったのに、という思いが大きくなって離婚という結果に結びついてしまうのです。
暴力
肉体的な暴力だけではなく、暴言や無視といった精神的な暴力も含みます。暴力と言えば夫が妻に、というイメージがありますが、最近では妻が夫に暴言を吐き精神的に追い詰めるというケースも目立ってきています。
実家との不仲
実家や親族と上手くいかない、というのも昔からある離婚理由ですが、従来の嫁姑問題に加え、最近は夫が妻の実家と不仲である、というケースも増えてきています。
【円満に夫と離婚するメリット】時間やお金もかからずストレスフリー
離婚を決意した際、お互いに納得して行う円満離婚にはいくつかのメリットがあります。
メリット1.早く離婚できる
通常離婚の手続きは非常に面倒でストレスがかかるものです。現在抱えている不満が大きければ大きいほど、早く相手と別れて新しい生活をスタートさせたいと思うのが当然なので、離婚にかかる時間は短ければ短いほど楽です。
しかしお互いの主張がぶつかって離婚問題がこじれてしまうと、離婚が成立するまでには非常に長い時間がかかります。話し合いでは決着が付かず調停や訴訟を起こすとなると、年単位の時間がかかることも珍しくありません。
その点、円満離婚であればお互いの話し合いによって離婚することができるので、数ヶ月程度の期間でできます。これは非常に大きなメリットと言えるでしょう。
メリット2.離婚に伴うストレスがない
離婚の話し合いは非常にストレスが溜まります。過去にあった嫌なことを思い出さなければならないので当然です。調停や訴訟となると、普段接することのない弁護士などとも話し合いを行わなければなりません。
また、どちらかの浮気が原因で離婚するとなれば、その証拠も探さなければなりません。旦那の不貞の証拠を直視するのは非常に辛いものがあります。こういったことに加え、相手からもあれこれと言われて感情を逆なでされます。
言い合いが続けば続くほどお互い疲弊し、離婚が成立するころには疲労困憊の状態、というのも少なくありません。円満に離婚することができれば、精神的なストレスから解放されることになります。
メリット3.財産分与などの金銭的な条件が良い
円満離婚の3つめのメリットは、いい結果が生まれやすいという点です。慰謝料や財産分与、子供の養育費など金銭的なことは、今後の生活がかかっているだけにもめやすいポイントですが、円満離婚であれば自分の希望を実現しやすくなります。
夫と冷静に話し合うことで、いがみ合って攻撃し合う離婚よりもいい条件で離婚できることが多いのです。また冷静な話し合いは、後悔も生みにくくなります。とにかく離婚したい、と勢いだけで行動すると、後になって「あれで本当によかったのだろうか」と考えてしまいがちです。
離婚後の生活が思うように行かなければ、その傾向はより強くなります。しかし離婚する前にお互い冷静に話し合い、納得し合った上で離婚したのであれば後悔することが減ります。「あれだけ話し合って結論を出したのだから、お互いこうするのがベストだった」と考えることができるからです。
メリット4.子供を傷付けることが少ない
親の離婚は少なからず子供に影響を与えます。自分のせいで親が別れてしまったと自分を責めてしまう子供もいますし、親権争いに巻き込まれ、精神的に大きな傷を負うというケースも少なくありません。円満に離婚することができれば、子供の負担は最小限にすることができます。
話し合いによって離婚後の面会交流を続けることができれば、親権を取らなかった親も子どもと繋がりを維持できるので、精神的にも楽です。
メリット5.お金がかからない
離婚にはお金がかかります。実家を頼らないのであれば新たな住居を用意する必要がありますし、引越し代や敷金礼金なども必要になります。また訴訟を起こすとなると弁護士への依頼も行わなければならないため、数十万円以上の費用が必要になることも少なくありません。
双方話し合いの結果、離婚することができれば、この弁護士費用は必要なくなります。その分相手に支払ったり、相手からお金を受け取ったりすることができるので、負担を減らしつつより納得した離婚が可能になるのです。
円満離婚したいけどできない人の特徴は、我慢強く過去を引きずる性格
離婚したいと思っていても、全ての人が離婚に向けて動ける訳ではありません。「離婚したいのにできない人」にはどのような特徴があるのでしょうか。
離婚できない人の特徴としてまず挙げられるのが、我慢強いという共通点です。我慢は日本人の美徳とされています。今が辛くとも、いつか事態が好転し報われると信じて我慢してしまう人は意外に多いのです。しかし我慢したところで状況が変わるとは限りません。
その我慢は一生続くかもしれないのです。根強い我慢癖がある人はその癖を自覚し、どこかで行動する決意を固める必要があるでしょう。
昔のことを引きずりがちな人も、離婚に踏み切れないことが多くなります。付き合っていた頃や新婚時代の楽しい生活を思い返し、いつかそんな時間が帰ってくることを期待してしまうのです。
しかし結婚生活は積み重ねです。時間は前に進むだけで、決して後ろに戻りはしません。相手との良い関係を続けるためには現状を変える必要があるのです。
また、「子供のため」と言って離婚しない人も多くいます。離婚すると経済的に、あるいは精神的に子供の負担になってしまう、というのが理由です。確かに両親の離婚は子供に対して大きな影響を与えます。だからといって「絶対離婚しない方がいい」という訳ではありません。
例えば両親が不仲で毎日のように喧嘩しているようなら、子供は一番安心できる実家で心休まる時間を持つことができません。喧嘩は子供に見えないところでしている、と親が思っている場合でも、子供はしっかりと察知して両親の不仲を知っていることが多いのです。これではむしろ子供には悪影響です。
家庭というものに不信を持つかもしれませんし、居場所がないと感じてある日突然家を出てしまうかもしれません。両親が離れることが、子供の成長にいいというケースは多くあるのです。
その他にも、世間体を気にしてというのもよくある理由です。昔に比べると離婚は珍しいものではなくなっていますが、それでも両親や友人、職場の人達の目を気にして離婚に踏み切れない人は多いのです。
しかし他人の目を気にしてばかりでは、主体的な人生を送ることができません。一度自分に立ち返り、何が自分にとって良いことなのか考える必要があると言えるでしょう。
【成功する円満離婚の仕方】子どもの親権や、財産など冷静に話し合う
円満離婚を成功させるためには、予め方法を知りそれをこなしていく必要があります。まず勢いで離婚を言いだすのではなく、十分に考えた上で旦那に話す必要があります。離婚は夫婦だけではなく、周囲の人たちにも少なからず影響を及ぼします。前もって準備をしておくことが重要なのです。
また、切り出してすぐに離婚しようとするのではなく、その考えに至った経緯を説明し、相手に考える時間を与えることが大切になります。
円満に別れたい場合は、裁判ではなく話し合いで決着を付けることを目指しましょう。裁判をするとなるとかなりの費用が必要になります。経済的な負担を避け後悔を減らすためにも、話し合いで解決したいという姿勢を取るようにします。
子供の親権
離婚の話し合いを進める上で、子供がいるならば親権をどうするのか決めなければなりません。離婚届には親権者を書く欄があり、ここを記入できないと離婚が成立しません。どちらに付いていく方が子供にとって幸せなのか、親として双方がしっかりと話し合いましょう。
経済的に充実しているから、いつも一緒にいられるから、ということももちろん大切ですが、やはり重視したいのは子供が幸せを感じられるかどうかです。ここで大切なのが、子供の意思を尊重することと、意思に委ねることは全く別のことだということです。
未成年の多感な子供に「どっちに付いていくか自分で決めろ」などと押し付けるのは絶対にやめましょう。
財産分与
お金のことも話し合う必要があります。夫婦の共有財産を分ける財産分与は、後でトラブルになることが多いので必ず行っておきましょう。住宅ローンが残っていて、引き続きどちらかが住み続ける場合、話し合って納得のいく処理を行うことが重要です。
夫婦間で話し合った内容は、必ず離婚協議書にまとめ、公正証書にしておきましょう。公正証書とは、公正役場の公証人が法律に沿って作成する公文書のことです。
費用はかかりますが、話し合った内容の証明になる上、養育費などの支払いが滞った場合、裁判を行うことなく相手の財産を差し押さえられるようになります。
【離婚がまとまらない時】円満に解決するため離婚調停を行う
話し合いによる協議離婚がまとまらない場合は、離婚調停を行うことになります。話し合いによる離婚であれば理由は何でもいいのですが、裁判にまで進行してしまうと、法律で定められた離婚原因がないと離婚できないとされています。
法律で認められている離婚の原因には「不貞行為」「悪意の遺棄」「3年以上の生死不明」「回復の見込みのない精神病」「その他婚姻を継続しがたい重大な事由」の5つがあります。
不貞行為とは
配偶者以外の異性と自由意思で肉体関係を持つことが不貞行為です。不貞行為の証拠があれば慰謝料の証拠が可能になるので、裁判にまで発展しそうなときは事前に探偵などに依頼して証拠集めをしておくといいでしょう。
悪意の遺棄とは
悪意の遺棄とは、夫婦の義務を放棄することです。生活費を渡さない、理由もないのに同居を拒否する、頻繁に家出を繰り返す、といったことが当てはまります。また、音信、あるいは消息から3年が経過し、生死不明である客観的な証拠があるときは、それを理由に離婚裁判をすることになります。
回復の見込みのない精神病とは
回復の見込みのない精神病にかかり、夫婦の義務を果たせない場合、離婚が裁判で認められることがあります。しかし夫婦間の扶助協力義務を理由に離婚が許されないケースも存在します。
その他婚姻を継続しがたい重大な事由とは
婚姻を継続しがたい重大な事由には、DVや長期間の別居生活、浪費癖、セックスレスなどが挙げられます。夫婦間の信頼関係が回復不可能と裁判所が判断すれば、離婚が認められることになります。
離婚調停で円満解決するために、気を付けておくべき注意点2つ
離婚調停になった場合、注意したい点が2つあります。まず離婚の原因を作った側からは離婚請求ができないという点です。例えば浮気によって夫婦仲が悪くなった場合、浮気した側からは裁判を起こすことができません。
また、離婚の理由として最も多い「性格の不一致」は、裁判では正式な離婚の理由としては認められません。性格の不一致が原因で婚姻関係が破綻するレベルになって、初めて裁判で離婚理由として認められることになります。
自分達の夫婦の状態が、法律に則った離婚事由に当てはまるか分からないときは、弁護士に相談するのがいいでしょう。裁判で離婚できるかどうかはっきりすれば、取るべき行動もおのずと見えてくるはずです。
まとめ
離婚は夫婦で話し合い円満に離婚するやり方が時間的にも金銭的にもベストな選択ですが、それでは解決しなかった場合、裁判所で離婚調停を行うやり方があります。もしあなたが離婚調停まで視野に入れて考えている場合、ためになる情報を紹介しますので参考にしてください。
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