「日本元気シニア総研」を創設した今は?新たな想いとは?

医療分野担当、研究委員 松尾厚二郎)

1.高齢社会で、今だからこそ求められている最優先課題に呼応したい。       

★“日本元気シニア総研“は、高齢(化)社会の直面する最優先課題の受け皿となる“社会システム”の一環を目指し、2013123日「一般社団法人日本元気シニア総研」として、設立されました。

★従前のシニアの集い等を基盤とし、更に今回は、シニア関連ビジネス事案の事業化評価(FS)により推奨/認定製品を認証し、ソリューション事業として、シニアビジネスの起業支援、シニア関連製品サービスの開発支援等を通じて、広く協賛社(者)様にもご参集頂くなどの“コンセプト”を、新たな一つの柱として設定しました。

★全体コンセプトは、“シニアを元気に、元気シニアを増やし、希望あふれる元気な日本を目指す”事であり、(社団)法人としてこのコンセプトを実現する為に、皆様と想いを一にして、漸進して参りました。

 

2.高齢社会の課題を分析し、明確にしたソリューションが求められている!

★生産労働人口は7900万人で、この10年で800万人近く減少し、高齢化率は25%を超え、世界最速で今後ともこの傾向は否応なく進むのです。年金、医療、介護は、このままでは危機的状況になると専門家の一部は喧しく叫んでいます。貿易収支の赤字、内向き志向でグローバル競争に乗り遅れたかつての稼ぎ頭の業界の復活は、まだ明確には見通せないのです。

★一方これらの条件・環境は既に織り込み済みであり、様々な明るい兆しが台頭し報じられています。大学が、若者が変わる、地方が創意工夫発揮し元気に、流通・サービス業がシニア志向で内需拡大に本腰入れ始めた・・そしてこれら内向きと見られていたセクターがクローバルなマーケットに打って出て、新たな日本経済の牽引車(者)になりうるのです。

★今のシニアは、どんな暮らしをしているのでしょうか?気になる処です。この長い元気な時間を如何に楽しく生きがい持って有意義に過ごすかが、個人、家庭、地域、社会、国にも喫緊の課題となっています。そのソリューションが、今まさに求められているのです。この必要条件は普遍です。では、それを満たす充分条件は?将に「日本元気シニア総研」もそのソリューションを開拓し、一翼を担う、今こそが出番なのです。

 

3.ソリューションが有り社会システムの一環として機能しているか?

★「日本元気シニア総研」は、その為の仕組みであり、シニアの受け皿となり、コンセプトを実践するお手伝いをしてゆく“社会システム”の一環として、今後とも機能して参ります。

社会保障の見直し、少子高齢化策は急務であるとのお題目だけでなく、決して過激でもない通説では、65歳以上も生産人口に繰り入れ、年金のみの生活者にも付加価値生産に寄与できる活動の枠組を提供し、高齢者でも意欲を持ち元気に働き続けられる社会を造ることこそが、本来好ましい姿なのです。自分の為には勿論、更に利他の心が持てれば最高です。

★点から“線”へ、そして“面”への広がり、更にそれが“キュービック”になってゆく・・・この4カ月で漸く、設立時の理事6名、40数名のスタッフが、線から面の構成を目指している所でしょうか。この2次元フレームの上に、一般の若い方々、シニアの方々、そしてシニアビジネスを目指しておられる企業・団体様が、様々な3次元空間を思い想いに構築してゆく、更にその時空は大きく拡がってゆく・・そんなイメージでしょうか。

★シニアの健康寿命を延ばし、自己研鑽、社会貢献の両輪で敬愛されるセンテナリアン(百寿者)この究極の“極め人”を目指すこと含め、「日本元気シニア総研」としても実践的な活動をしなければなりません。その為のB2CB2Bのホームページも、それぞれシニア「倶楽部」、シニア「総研」として開設・機能させ、またeマガジンの配信、メール会員、協賛社様の拡充、イベントの拡充・・・・と、一部のエンジンも動き出しつつあります。しかし、まだまだその規模、またコンテンツは質規模ともに不充分であり、献身的なスタッフが不足していることも事実であります。

是非この実態を真摯に受け止め、今後とも関連者一同精進致しますので、宜しくご指導、ご支援を頂きますようお願い申し上げます。

(以上は私見であり、総研の総意でない部分があるかもしれない事を、おことわりさせて頂きます)

 

<一般社団法人日本元気シニア総研 医療分野研究委員 営業担当理事 松尾厚二郎>