離婚の原因から見える、夫婦それぞれが持つ不満や悩みを深掘り
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: 最終更新日:2018/05/16:
【弁護士と探偵の活用方法】離婚前に知っておきたい知識・準備編~

近年、芸能人のスピード離婚がメディアを騒がせていますが、離婚は何も芸能人に限った話ではありません。司法統計年報の2013年度版によると、妻からの離婚申し立ては4万8,479件、夫からの離婚申し立ては1万8,345件発生しています。
配偶者に離婚したいと思わせてしまう原因には様々なものが考えられます。今回は夫や妻、夫婦やそれ以外の立場に分けた離婚の原因を挙げながら、それそれが持つ不満などを詳しく説明していきます。また、夫婦で離婚しないためにできることもあわせて紹介します。
もくじ
1.【夫の浮気は第5位】金銭問題や暴力なども離婚の原因となる
2.【妻の浮気は第3位】離婚原因は他に精神的虐待や浪費癖など
3.離婚してしまう原因の第1位は、夫婦ともに性格の不一致
4.【義両親との不調和も離婚の原因】パートナーの無関心さが問題
5.離婚しない夫婦になるためのポイントは、時間をかけた誠実な話し合いを
6.まとめ
【夫の浮気は第5位】金銭問題や暴力なども離婚の原因となる
離婚原因が夫側にある時、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは司法統計年報による妻の離婚申し立て理由のランキング上位のものを、関連あるもので紐付けしながらその背景も詳しく説明していきます。
【第2位=生活費を渡さない】
【第6位=浪費する】
妻が専業主婦をしていて夫の収入のみで家計をやりくりしている場合、夫から生活費を貰わなければ結婚生活が成り立ちません。食材や生活必需品を買うこともできませんし、子供がいる場合は教育費に回すお金を捻出することもできないのです。
夫が財布を握っている家庭で夫が生活費を遊びに使ってしまえば、家計は火の車です。このように、金銭問題はどこの家庭でも起こり得ることですが、夫の金銭に関する問題に見切りをつけて離婚を決意する妻は多くいます。
【第3位=精神的に虐待する】
【第4位=暴力を振るう】
【第10位=酒を飲みすぎる】
夫の家庭内暴力が原因となって離婚する夫婦も多く存在します。暴力を振るう夫は往々にして子供にも手を出すため、自分は我慢できるが子供を守るためにと弁護士や配偶者暴力相談支援センターなどに相談する妻もいます。
精神的な虐待は暴力のように体に証拠は残りませんが、妻に離婚を思い立たせるには十分な理由となります。日中から酒を飲んでいてろくに働かない、酒が入ると暴力を振るう、などの酒絡みの問題も妻の申し立てる離婚理由として目立っています。
【第5位=異性関係】
異性関係(不貞行為)がきっかけで離婚するというのもありがちなケースです。不貞行為とは配偶者以外との肉体関係があるということで、夫の浮気がどうしても許せず、別れを切り出す妻は少なくないのです。たとえ子供がいたとしても夫が妻に謝罪して一件落着、という風におさまるとは限らないということです。
【妻の浮気は第3位】離婚原因は他に精神的虐待や浪費癖など
妻側に離婚の原因がある場合、どのようなものがあるのでしょうか。司法統計年報のデータランキングを挙げながら、夫の離婚申し立て理由とその背景を説明していきます。
【第2位=精神的に虐待する】
かつての日本では、妻や子供にとって夫の言うことは絶対でしたが、時代は変わります。現実問題として、妻の発言や態度に対してストレスを感じている夫の数は少なくありません。
夜遅くまで仕事をして帰宅したら、妻に開口一番「帰りが遅い」と文句を付けられたり、休日にゆっくり寝ていたら「いつまで寝ているの」と無理やり起こされたりといったようなことが積み重なり、溜まったストレスが爆発して夫が離婚を口走る、ということも十分起こり得るのです。
【第6位=浪費する】
自分が稼いできたお金を使い込む妻に、怒りを感じて離婚を決める夫もいます。いつの間にか家にあるブランド品が増えていたり、ネットで必要のないものを次々に購入していたり、友達と毎日のようにホテルでランチをしていたり…。妻が浪費していたことが許せず、離婚に至るケースもよくあるようです。
【第3位=異性関係】
妻の離婚申し立て理由でも第5位に位置してましたが、夫の申し立て理由ではそれを上回る第3位に異性関係がランクインしています。性別にかかわらず、配偶者の不貞行為(浮気)は許せないという方が多いようです。
ちなみに離婚した理由の1つとして、妻が「見た目に気を遣わなくなった」ことを挙げる夫もいます。付き合い始めの頃は何処へ行くにもお洒落をしていた妻が、化粧もせずに外出をする姿を見るのが忍びなくて離婚を決めた、なんてこともあり得るのです。
離婚してしまう原因の第1位は、夫婦ともに性格の不一致
離婚理由が夫婦ともにある場合、どのようなものがあるのでしょうか。司法統計年報によるランキング上位のものを挙げながら説明していきます。
性格の不一致
夫・妻ともに離婚原因の第1位で、第2位を大きく引き離しています。夫が選んだ人の割合は63.5%で、第2位の「精神的に虐待する」の割合より46.1%高いです。妻の場合は44.4%で第2位の「生活費を渡さない」より16.9%高い数字となっています。
結婚を決めた時は特に気にしなかったものの、一緒に生活をするうちに性格が合わないということに気付いて、離婚を考え始めるというケースが多くあるようです。
性的不調和
性的不調和(セックスレス)は、夫の離婚原因第5位、妻は8位となっています。セックスを巡っても夫婦間の不和は起こり得ます。これは、夫あるいは妻がセックスレスが不満で不貞行為に走るといったように、二次的な問題にも発展しうる問題です。
【義両親との不調和も離婚の原因】パートナーの無関心さが問題
夫や妻以外の離婚原因はあるのでしょうか。司法統計年報のデータからその理由を探ります。
家族や親族と折り合いが悪い
離婚原因のランキングでは夫が第4位、妻は第9位です。俗に言う嫁姑問題が代表的な例ですが、夫の母が妻に対して嫌がらせを行ったり、家事や育児のことに口を挟んだりすることで妻が耐えられなくなり、離婚に至るというケースがよく見られます。
問題は夫の母だけにあるのではなく、夫が母の言動などに対して無関心で、問題を解決しようと努力していないような時に妻のストレスは募ります。妻のほうも、「私より義母の方が大切なのか」という気になり、離婚しようと決意を固めることになりかねないのです。
夫・妻の家族との不仲というのも、離婚原因となりうる大きな原因のうちの一つです。特にどちらかの親と一緒に住んでいる場合に、この問題は表面化しやすいのです。
離婚しない夫婦になるためのポイントは、時間をかけた誠実な話し合いを
配偶者から離婚を申し立てられ、それでも自分としては離婚したくないというような場合、離婚しないためにできることはないのでしょうか。ここでは離婚しないために、普段から夫婦でできることはないのか考えてみました。
ポイント1.コミュニケーションを密にする
離婚に至らないためには、欠点を改める気があるということを分かってもらうためにも、まず相手とよく話し合うことが大切です。相手と誠実に向き合い、自分が同じ過ちを繰り返したくないと思っていることを時間をかけて伝えましょう。
単純にコミュニケーションが不足していたために離婚を申し立てられた、というケースもあります。結婚生活を維持するためには、コミュニケーションを取り続けることが重要なのです。
ポイント2.子供の将来を話し合っておく
また、子供がいる場合、両親が離婚をして苦しむことになるのは子供たちの方です。自分たちが離婚したら子供はどうなるのかということをじっくりと話し合い、相手にもう一度検討することを促してみてください。
ポイント3.浮気など過去の過ちを蒸し返さない
一度起こってしまったことを蒸し返さない姿勢も大事です。たとえば相手の浮気で離婚の危機に陥り、話し合いでなんとか乗り切った過去があるような場合、いつまでも浮気の過去にこだわって事あるごとに蒸し返したりしていると、相手はうんざりしてしまいます。
相手の浮気についてほじくり返しているうちに、相手から逆に離婚を切り出されるということにもなりかねません。離婚したくないのであれば、口を慎むということも必要なのです。
まとめ
夫や妻、夫婦、義両親などの立場から見た離婚の原因を挙げながら、その理由も探ることで夫婦それぞれが持つ不満や悩みが浮かび上がってきました。夫婦で離婚せずにいられる方法を模索できればいいですが、関係がこじれてしまって悪化してしまう可能性もあります。
次からは、離婚にまつわる悩みがあったとき、浮気やDV、モラハラなど幅広く相談を受け付けている弁護士事務所について取材した記事を紹介しますので参考にしてください。












