仮面夫婦で離婚したい?リアルな悩みと実態をリサーチ
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仮面夫婦と離婚

将来の約束を交わし同じ人生の道を歩いていたはずの夫婦が、ある事をきっかけに二人の関係が冷え切ってしまうことがあります。おしどり夫婦として有名だった芸能人の電撃離婚だけでなく、家族ぐるみで仲良しだった夫婦が突然離婚することもそう珍しくありません。
実は、離婚との関係が深い仮面夫婦。仮面夫婦とはどんな夫婦のことなのでしょうか?今回は仮面夫婦の特徴や原因をお話しながら、妻側からみた仮面夫婦の体験談も併せてご紹介していきます。
もくじ
1.【仮面夫婦】気になる5つの特徴はコレ
2.大丈夫?仮面夫婦度をセルフチェック
3.【離婚する?しない?】仮面夫婦にアンケート
4.【離婚したい派vsしない派】それぞれの理由
5.【仮面夫婦の実態】リアルな体験談を紹介
6.仮面夫婦のメリット&デメリット
7.まとめ
【仮面夫婦】気になる5つの特徴はコレ
仮面夫婦とは夫婦の仲は冷めきっているのに、表面上だけ仲が良いように装う夫婦のことです。まるで仮面をつけて生活しているような心情を表してそう呼ばれています。
たとえば、子どもの運動会や地域の行事など周囲の目がある場面ではごく普通、もしくは仲の良い夫婦であるかのように振る舞うのに、自宅に戻ると言葉を交わすことも目を合わすことさえもない夫婦に一変。または、子どもや自分の生活リズムを優先して、夫婦の時間を意図的に共有しないようにしているなどです。
このような仮面夫婦には5つの大きな特徴があります。
【仮面夫婦の特徴】
家庭内とは異なり外では円満な夫婦を装うのが、仮面夫婦の代表的な特徴です。上記でも述べたように近所の目があるような自治会でのイベントや学校行事などで円満な夫婦を装うほかにも、仕事が関係しているケースもあります。例えば、地元の学校で教諭をしていたり自営の仕事をしている人などは、周囲の目が特に気になりやすいことから夫婦仲の良さを偽る傾向があると言えます。
同様に、弁護士や医者など社会的な地位が高い職種の人においても、夫婦の実態を見破られたくないという心情と仕事への影響を心配して、過剰に円満夫婦を装ってしまう場合もあります。
大丈夫?仮面夫婦度をセルフチェック
次の質問に回答していくと、仮面夫婦なのかが簡単にわかります。自分に当てはまる質問がいくつあるのか実際に試してみましょう。
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【仮面夫婦度チェック】
- 挨拶を交わさない
- 会話は最小限
- 目を合わさないようにしている
- 相手のスケージュルに興味がない
- イライラすることはあっても嫉妬はない
- 夫婦の寝室は別々
- 相手を生理的に拒絶してしまう
- スキンシップが苦痛
- 仮面夫婦の原因は相手にある
- 本音は今すぐ離婚したい
一時的な夫婦喧嘩ではなく上記のような状態が継続していて、当てはまる項目が多いほど夫婦の関係は深刻です。
【離婚する?しない?】仮面夫婦にアンケート
仮面夫婦の方に3つのアンケート調査を行いました。それぞれの結果は下記の通りです。
1.仮面夫婦になった時期

仮面夫婦になってしまった時期についてアンケートを実施したところ、結婚5年までが40%と一番多く、二番目が結婚1年と10年まで、次が7年までと続いていました。上記の円グラフでもわかるように仮面夫婦となる時期は、結婚15年以上のベテラン夫婦から新婚夫婦まで実に幅広いことがわかります。
2.仮面夫婦になった原因

仮面夫婦になった原因については、夫婦喧嘩が絶えなかったり一方だけが我慢することが多くなる「性格の不一致」が第一位。続いて多かった原因は夫の浮気、夫の単身赴任や長時間労働などによる「すれ違い生活」が第二位という結果でした。
ほかにも、夫の失業や転職などが影響する経済的な問題や、子どもの教育方針の違いなどの「価値観の相違」という理由もありました。また、不妊が原因で夫婦の関係にヒビが生じてしまったケースもありました。不妊は心身のストレス以外にも治療費が保険適用外であることが多いため、金銭的な問題も含みます。そのため、仮面夫婦になってしまうというケースが少ないのも現実です。
3.離婚の意志と子どもの有無

仮面夫婦へのアンケートでは、離婚する意思があるかないか、お子さんがいるかいないかという質問にも併せてお答え頂きました。すると、上記の棒グラフのように仮面夫婦でも離婚しないと答えた人が全体の80%を占めました。そして、同率の人がお子さんがいると回答していました。
この結果から、子どもの教育費や生活費などを計算すると、そう簡単には離婚できない厳しい現実があることがわかりました。
【離婚したい派vsしない派】それぞれの本当の理由
仮面夫婦であっても離婚したいと思う人もいれば、離婚はしないと考える人もいて意見は様々です。次は、それぞれの理由について調査した結果をご紹介します。
【離婚したい派】仮面夫婦をやめたい理由
【離婚しない派】仮面夫婦を続ける理由
仮面夫婦でも離婚しないとの回答には、現状を変えるのが単に面倒という意見のほか、一人で生きていく不安感から離婚する勇気が持てないという回答もありました。
【仮面夫婦の実態】リアルな体験談を紹介
夫と仮面夫婦であるという女性10名に、夫婦の関係が悪化してしまった時期や原因、仮面夫婦である現状を踏まえての離婚の意志を、そして妻としての本音についても深くお聞きしてみました。
会社員の夫は29歳で、結婚2年目です。子供は未就学児1人と幼児1人です。夫の女遊びがきっかけから仮面夫婦になりました。人間不信になってしまい、今も夫を疑ってしまうのです。でも、家の外では普通にしているので仲がいい夫婦だと思われています。
私の率直な気持ちとして夫と別れたくはありません。離婚したくない理由は、夫への好きな気持ちがまだあるからです。それなのに夫を疑ってしまい、浮気相手とデートしたり会っていないかと、いつも不安でいっぱいです。
夫はもしかしたら別れたいと思っているかもしれません。お互い別れようと一言でも発してしまえば、もしかしたら終わってしまう関係かもしれません。私も夫を疑ってしまう自分が嫌いです。
しかし、子供が生まれたばかりですし、私は仕事もしていません。今別れたら生きていく上で経済的に不安しかありません。まだやり直せる関係にあるのなら、解決できるよう努力したいです。
でも、現実は一度疑う関係になってしまったので、相手を信用するのは難しいです。今のところまだ様子を見ようと思っています。
夫は30代の会社員です。結婚7年目で子供は小学生が2人います。仮面夫婦になってしまったきっかけは、夫の浮気で私は妊娠中でした。2人目の妊娠期間中に、昔付き合っていた彼女とデートして浮気していたことを知りました。
一時的に燃え上がってしまっただけで本気ではなく、子供の為にも再構築したいと懇願され、しぶしぶ了解しました。でも、自分がつわり等で苦しんでいる妊娠期間中に本能のままに浮気をしたことが許せませんでした。
夫とは二人きりにならない限り、仲の良い夫婦を演じています。夫は「いつまでも小さい事を…謝ったからいいじゃないか」という態度です。表面上は許したように見せていますが、私の本心は本当は手も触られたくないです。
でも、子供がまだ小さいことと、子供達には父親という存在が必要だと思っています。それに、近距離別居の義実家では細やかに気にかけて下さいます。私が働きに行く事にも理解があり、マイホームの購入資金を貯めるため同居の話も出ています。子供を育てる環境上はとてもいいので離婚には踏み切れないでいます。
夫は37歳で会社員です。結婚して10年で子どもは小学生1人と幼稚園1人です。5年前に夫が単身赴任になり疎遠になった事が仮面夫婦のきっかけでした。単身赴任の夫は、毎日欠かさずに電話をしてくれますが、子供とは会話しますが、私とは報告事項を言うだけと言った感じです。
週末に夫が帰宅しても、会話はほとんどありません。お互いに相手のすることなす事イライラして、近寄らないようにしています。しかし、表向きは献身的な妻と家族思いの夫として振舞っています。私の場合は夫が単身赴任の為、離れて生活する期間が長くなっている事で、普段の生活の中に夫の必要性を感じなくなってしまっていると思います。
子育てに関しても、一人で向き合ってきたと言う思いが強いです。そのため、たまに帰宅する夫に口出しをされるとイラッとします。
夫には男性としての興味はなく、今後一緒に暮らしていきたいと言う思いもないのですが、小さい子供達の事を考えると、離婚は避けたいと思っています。金銭面で考えても、一人で生活するのは辛いものがありますし、親や兄弟に心配をかけたくないと言う気持ちも強いからです。
仮面夫婦の自覚はありますが、このまま暮らしていけるなら離婚までしなくても、少し辛抱すれば良いかなと思っています。
会社員の夫は50歳です。結婚5年で保育園に通っている子供が1人います。仮面夫婦のきっかけは夫の嘘が多いことで、寝室も別々です。私自身は離婚を考えていますが、子供がいるので踏み切れずにいます。
それに、離婚は何かと面倒くさいことが多く、離婚協議書にもお互いの同意が必要だし、調停離婚とか、裁判離婚とかになってしまうとお金もかかります。争ったあげく子供を取られてしまったら惨めになってしまうので、離婚は面倒だなと思ってしまいます。
子供のためには夫婦一緒に仲良くしたほうが良いのですが、夫の嘘が多すぎるので以前のように信用できません。子供が大きくなったときにでも離婚できるといいなと思っています。どうなるかはまだわかりませんが、私は出来るだけ早く離婚を成立できればと思いながら今は我慢しています。
夫は20代の会社員です。結婚1年目で子どもはいません。きっかけというより、最初から仮面夫婦だったような気がします。お互い、好きなタイプではないので会話は必要最低限ですが、両親には挨拶に行っています。夫と知り合ったのは趣味の関係だったのですが、結構遊び歩いている感じの印象でした。私が先に惚れたのですが、夫から告白されて1年ほど付き合ってから結婚しました。
付き合っていた時から2人で話していたことですが、配偶者控除の話や、一緒に住むことでの金銭面での負担軽減などを最大限に夫からアピールされて、私自身もやりたいことを継続するため、一緒に住むことを選んだ打算的な結婚でした。夫からは無視されるわけでもないので離婚はしたいとは思っていません。
最初は夫に惚れていましたが、今では空気という感じです。私はご飯を作ったり掃除などはやりますが、家政婦的な存在です。お互いの立場を理解して邪魔にならないように生活しています。
ダンナは42歳の専業主夫です。結婚して11年で子供は小学生が2人います。ダンナが失業して丸5年が経ちました。仮面夫婦になったきっかけは、専業主夫なのに最低限の家事しかしない夫にうんざりだからです。夫がやり残す家事や親戚づきあい、子どもの世話は全てフルタイム勤務の私がしています。そんな毎日に嫌気がさして、子どもの前と周囲では仲良し夫婦を演じていますが、キスもしたくないし思いっきりセックスレスです。
現在は義母も健在だし子どものこともあるし、ダンナも無職で可哀想なので今は離婚したいと思っていません。愛情はほとんどありませんが、一応子どもたちの父親ですし。人間としての情はありますが、子どもたちが独立したら離婚したいです。
年金も納めておらず貯金もろくにないダンナ。これから先ずっと私の収入や年金、貯金をあてにされてくっついていられるのは真っ平ゴメンです。今すぐにでも就職して、フリーターでもいいので稼ぐダンナに変われば、私の気持ちも変わるかもしれません。
ダンナは私がここまで思っているとはきっと気付いていないと思います。ただ、一時的にセックスレスなんだと気楽に考えているようです。
会社員の夫は36歳です。結婚して7年で子どもは保育園児二人です。仮面夫婦のきっかけは、夫と子育て方針や仕事に関して意見が合わなくなったことが理由です。会話は本当に必要最低限で、子供の前でだけしか話しません。周りは仲良し夫婦と思っているはずですが、家事は一切しない夫だし子育てにも非協力的。一緒に居る意味あるのか、とよく思います。
できれば顔も見たくないし同じ空間にいる事もイヤだけど、子供が2人もいるしまだ小さいから自分1人で子供達を育てていけるか不安なので離婚には踏み切れないでいます。子供達を見ているとやっぱりこんな夫でも、「お父さん、お父さん」と懐いているし…。そして何より金銭面。これから大きくなってどんどんお金がかかる子供達の教育費を想像すると怖くて離婚できないです。
離婚して自由の身になってお金に悩む生活か、イライラしながらお金に悩まない生活か、迷いながら現在に至っています。多分、夫の浮気だとか借金発覚だとか、何か大きい問題が起こらない限り、このまま歳老いていくんだろうな…と想像してます。
夫は52歳の会社員です。結婚16年で子どもは小学生が二人です。夫とは考え方が合わないので会話は家族の連絡事項だけで他は共通の話題がありません。夫とは性格が合わないので度重なる言い合いの末、仮面夫婦になりました。そのため、家ではなるべく同じ空間にいないようにしています。
幸い夫は帰宅時間が遅いので一緒に食事をすることもなく、寝室も夫婦別々なので、あまり顔を合わさずに生活しています。しかし、子供たちがまだ小学生で小さいので、経済的には離婚できません。家のローンもありますし、これから子供たちが学習塾にでも通うことになったら、とても母子家庭では通わせられないしローンも払えるかどうかわかりません。
それに、離婚をしてしまうと姓も変わってしまいます。それが原因で子供たちがいじめに遭いやすくなるので、なるべく離婚はしたくありません。家を建ててしまっているので、近所の目や世間体も気になります。仮面夫婦でいることで、家の中ではストレスがたまりやすいですが、離婚に踏み切る勇気がありません。
主人は30後半の会社員です。結婚11年で子どもは未就学児が2人です。仮面夫婦のきっかけは価値観の違いです。主人が極度のマザコンで、家の中ではポーカーフェイスが基本です。子どもの手前、挨拶と返事だけは必要最低限行っていますが、外では笑顔を絶やさず、普通に夫婦で会話をしています。
主人は結婚するまでは気付かなかったのですが、俺様主義で極度のマザコンでした。そんな人間性を長年目の当たりにし、次第に主人を嫌悪するようになりました。今は主人を一人の男性としてみることができず、女性として寂しく感じる日々です。こんな気持ちでこれからも共に暮らしていくのかと思うと、離婚という文字が頭を過ります。
結婚当初は、私が譲る形で主人に合わせてきました。しかし、産後は子を守らなくてはという母性がそれを許さなくなり、主人との間に溝が出来るようになりました。例えば煙草、子供達は喘息の持病があり、家では禁煙をお願いしているのですが聞かず、煙を吸った子供達は発作止めを飲むこともしばしばです。
義母に主人への忠告をお願いしても、私が至らないからストレス発散で喫煙しているのに気付かないのか、と叱られる始末です。そんな息子思いの義母は、私に二人目の子が出来た際「私に相談なく作るなんて、そんな子は要らない!」と言ったのです。主人は側に居たのに何も言ってくれませんでした。
主人が優先すべきは、義母、自分、友達、子供、私の順なのです。離れたい、何度もそう思いましたが、子供達にとっては父親です。私には両親が居ないので逃げ場所がありません。ひたすら我慢し、自ら困難を乗り越えるしかありませんでした。
私は自分の子供達には同じ思いをさせたくないのです。大人になっても安心して帰ってこられる場所を子供達に作ってあげたい一心で離婚を踏み止まっています。
旦那は30代の会社員です。結婚5年で子どもはいません。仮面夫婦になったきっかけは、妊活が原因のすれ違いです。今は目を合わせることさえありません。私は離婚したくありませんが、旦那が離婚したいと言っていました。きっかけは、私が妊活をしても妊娠しなかったからです。旦那は子供がほしいのに、私が妊娠しないので険悪な空気になり、すれ違いが生じるようになりました。
その後、別居も始まりました。ですが、私が旦那をなんとか説得した結果、別居は解消されました。別居をしたことは周りの人は知っていますが、仮面夫婦であることは周りに伝わっていない状態です。
現在は仮面夫婦でありながら一緒に住んでいて、何となく一緒にいます。一日のうちに会話が無いこともありますが、別れたら生活費の面で大変になるし、一人で生きていく覚悟が必要だから離婚したくありません。
仮面夫婦のメリット&デメリット
仮面夫婦の体験談にもあったように仮面夫婦で離婚したいと思う人と、離婚はせず仮面夫婦のままの人生を選択する人もいることがわかりました。この体験談とアンケート結果をふまえ、それぞれのメリットとデメリットについて挙げます。
仮面夫婦のメリット
上記の他にも、離婚に向けての準備など面倒なことを回避できる、現状を受け入れて単なるルームメイトだと割り切ってしまえば、生活の場や同居人を失わずに済むというドライな意見もありました。
仮面夫婦のデメリット
仮面夫婦であり続ける最大のデメリットは、子どもと自分への精神的な影響力です。たとえ円満夫婦をパーフェクトに装っていたとしても、子どもはそれを見抜きます。両親のいびつな関係を感じ取れば、子どもの心や体に悪い影響を及ぼします。
例えば、不安感から問題行動が増えて不登校が始まったり、拒食症やうつ病になってしまうこともあります。もちろん、それは子どもだけではなく大人も同じ。日々のストレスから同様の症状を引き起こしてしまうことも決して少なくありません。
まとめ
仮面夫婦のまま離婚しない人の中には、「子どもが巣立つ時期を待って離婚したい」という意見も多くあります。仮面夫婦のきっかけが夫の浮気やDVであった場合は、離婚や慰謝料の請求も可能です。早い段階から財産分与や養育費の問題と向き合うことで、離婚で1番のネックとなる経済的な負担も軽減できます。
まずは「本当はどうしたいのか」自分の気持ちとしっかり向き合うことが大切です。そうすれば、今するべきことが自然とみえてくるでしょう。












