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スポーツジムのお客がストーカーに!被害防止対策は「絶対に会わない事」

公開日: : 最終更新日:2018/12/06: ストーカー体験談

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誰もが振り向くような美人でもないし、頻繁に出歩くわけでもない私は、まさか自分がストーカーの被害に遭うとは思ってもいませんでした。大学を卒業して、地方にある実家から派遣先の職場までは車で30分弱。毎朝4時から、24時間営業のスポーツジムで、午後1時まで働いていました。

朝早くからのシフトだったため、毎日会うのはほとんどが常連のお客さんたちでした。年齢や性別は様々でしたが、毎日会ううちに、親しく言葉を交わすようになった方もいました。

自称大手企業勤務、中年男性のお客と電話番号を交換したことがストーカー行為のきっかけに

ある日、そのうちの一人の男性(年齢は50代くらい)から、食事に誘われました。このお客さんは、毎朝早くから来て、自分の家族(特に自分の娘さんたち)の話をしたり、仕事の話をしたり(大きな機関の要職に就いている)、親しく声をかけてくるうちのひとりでした。

私は当時大学を卒業して間もなかったので、私と彼の歳の差が30歳以上あることや、彼のお嬢さんが私と同じくらいの歳だと聞いていたので、きっと私のことを娘のように思ってくれているんだろうな、と思っていました。そんな根拠のない考えから、特に警戒心もなく、電話番号を交換し、OKしました。

彼は私の仕事や家族、趣味について質問してきました。私の過去の恋愛について聞かれたときに、何かおかしい、自分が思っているのとは違う方向に進んでるなと思い、この人とはもう深く関わらないようにしようと思いました。

花束のプレゼント・しつこいデートの誘いにドン引き。警察に相談を考えるも躊躇してしまう

その後何度も食事の誘いや映画の誘いがありましたが、断っていました。そして、派遣会社の都合で、次の派遣先で仕事を始めた初日・・・彼は花束を持って、私の新しい派遣先にやってきました。彼は何故か私がその派遣先で働く期限も知っていました。

職場の方々も、親子と言うには似ても似つかず、彼氏や友達というには歳が離れ過ぎ(歳の差カップルも存在しますが)ている私たちを、不思議に思っていたと思います。

新幹線のチケットを2人分持って職場に現れ、今週末に出かけようと言ってきたり、家の前の自動販売機の横に自分の車を乗り付けて私の行動を観察して電話をかけてきたりしました。

携帯の着信があるたびに、びくつくようになっていました。警察に駆け込もうとも思いましたが、『私のような、美人でもかわいいわけでもない女が、ストーカーされているわけないだろうって、笑われるだろうな・・・』という気持ちがあり、できませんでした。

迷惑電話に我慢の限界!ストーカーと一度だけ会う約束をしてしまった

ビクビクしながら仕事と家を往復する毎日に、私は疲れきっていました。そして、同居する家族に知られはしないかと、怯えていました。

『帰りが遅かったね、何かあったの?』、『君の職場で一緒にいた男、いやらしい目で君を見てたね』など、気味の悪いメールが一日に何通も来ました。番号を変えても、メールアドレスを変えても、なぜか連絡が来ました。でも、友達にも親にも言えずにいました。

そんな日々が続き、我慢の限界に達した私は、いつもは出ない携帯の着信に応じ、もういい加減にしてほしいと言いました。『わかった。最後にもう一度だけ会ってくれないか。伝えたいことがある。君が帰りたいときにちゃんと帰す。本当に最後だから』

私は彼に、本当にこれが最後で、もう二度と連絡したり、家の周りをうろついたりしないでくださいと何度も念を押し、彼も了承したので、会うことにしました。

最後に一度だけとの約束は大ウソ。本性を現し、帰宅を阻むストーカー

家族や近所も寝静まった夜更けに、私は彼の車に乗っていました。『君に車を買ってあげるから、また会ってくれ』、『家を建てるから、君に住んでほしい』、もう今日が最後と言ったはずなのに、こんなことを言ってきました。もちろん断って、約束が違う、家に帰りたいと言いました。

すると彼の態度が一変しました。『お前、この前一緒にいた男は誰だ、彼氏か。最近よくお前の周りにいるな、もう寝たのか』、『誰にでもいい顔しやがって、お前は俺を騙したんだな』、などと言い出し、帰りたいという私の言葉に耳を貸さず、家とは反対方向に車を走らせ続けました。

腕や足が折れてもいいと思って走行中の車から降りようとすると、彼の腕が私の手首を掴みました。逃げたくても、逃げられませんでした。叫んでも腕を引っ張っても逃げられず、泣きました。このまま殺されてしまうんじゃないかと思いました。

隙を突き、車中から命がけで脱出!後日、ストーカーの職場上司に相談することに

信号で車が止まり、一瞬の隙を見計らって、ドアから脱出して逃げました。必死で家に向かって走りました。知っている道だったけれど、夜中だったので車通りもなく、走るしかありませんでした。

途中、運良く後ろから来たタクシーに乗って家に帰ることが出来ました。運転手さんに詳しく事情は話しませんでしたが、真夜中に、人通りも車通りもない道を走っている私を見て、何かおかしいと、仕事終わりに帰る途中だったにも関わらず、車を停めて乗せてくれたそうです。

その後、彼の職場の上司と話す機会を設けてもらい、痣ができた手首やメールを見せました。本人と話をしたいかと聞かれましたが、怖くてできませんでした。しばらくして、彼は仕事を解雇されたと聞いたのですが、ある日友達と職場付近を歩いていると、黒いコートを羽織った人が近づいてきました。

彼が解雇されたと聞いたあと、私は一部始終をその友達に話していました。彼が近づいてきて、『お前のせいで俺の人生めちゃくちゃだ』、とすれ違いざまに言われました。恐ろしくて、その場からしばらく動けなくなりました。

【事件は無事終結】】転職後、実家を離れてからストーカー被害はなくなりました

その後私が転職で実家を離れることになり、何年も過ぎました。時々離れた実家の家族にそれとなく周りに不審な人がうろついたりしていないか聞いていますが、今のところ被害には遭っていません。

自分の軽卒な行動もこういう事態を引き起こした要因と反省しています。こちらが思っている以上に、相手は自分に固執している場合もあると言うことが身に染みてわかりました。

それからというもの、よく知らない他人にいい顔をしないようにしています。振り返ってみると、私は、「みんなにいい人と思われたい」とか、「人に嫌われたくない」と思いながら、いつもニコニコしていたように思います。いつ、誰が、どんな理由で被害に遭うかわかりませんが、ストーカーによる凄惨な事件のない社会になってほしいと思います。

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