尊敬していた職場の先輩がストーカー。結婚の計画を立て婚姻届まで用意していた
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: 最終更新日:2018/12/06:
ストーカー体験談

私が26歳の頃、優しくてとても頼りがいのある人からストーカー被害にあいました。その頃の私は、実家で両親と5歳年下の妹と、それからペットの犬と一緒に暮らしながら、地元のとある会社に正社員として勤めていました。
もう社会人になったし実家を出て1人暮らしをしようかと思ったのですが、実家から会社まで何と徒歩10分の距離で、あまりの近さについつい楽な方を取ってしまったのです。今思えばこれが間違いでした。
同じ部署で働く営業マン。評判の良い先輩がまさかストーカーだったとは疑いもせず
私をストーカーしてきたのは、30歳になる先輩男性社員でした。同じ会社の同部署に勤め、私より4歳年上です。私は事務、先輩は営業で外に出ている事が多いので、同部署といってもそんなに話す機会はありませんでした。
でも、他の同僚や先輩、後輩社員の噂話や、それに上司から聞く先輩の評価は高く、物腰も柔らかだし爽やかで良い人だなと好印象を持っていました。しかし、それは先輩の事が恋愛として好きという事ではなく、人間的に尊敬しているという感情でした。
私は自分から先輩に話しかけたり近寄ったりと、勘違いさせるような事は一切していないと言い切る自信があります。先輩からも話しかけられる事はありませんでした。被害にあうまでは、ただの同じ会社の先輩としか思っていなかったのです。
帰宅時に感じる背後からの気配。なぜか先輩と一緒に帰るときだけ怪しい気配はなかった
最初に被害にあったのは退勤後です。いつも歩いて帰宅するのですが、その日はやたらと後ろに気配を感じながら帰りました。時間は夜の7時、まだちらほらと通りすがる人もいるので、耐える事ができましたが、家の前の少し人気のない場所にくると、後ろから凄い勢いで走ってくる靴音がしました。
怖くなって脇目も振らずに家まで走り、後ろを振り返る事なくすぐに玄関扉を閉めました。その後も4日に1回の頻度で、誰かに後をつけられる事が起こり、すっかり参ってしまいました。とにかく退勤が憂鬱で、でもその時はまさかストーカーだなんて思っておらず、まだ警察へ行ったりはしていませんでした。
お昼休み中に思わずため息をついていると、机の横を通りかかった先輩が、どうしたの?と優しく聞いてきたので思わず最近、後をつけられているという事を話してしまいました。すると、先輩は親身に話しを聞いてくれて一緒に帰ろうと言ってくれたのです。
何と偶然にも先輩は私の家の近くのマンションに引っ越してきていたようで、ついでだから気にしないでとまで言ってくれました。私は、つい信用してしまい、それ以来ほぼ毎日のように先輩と一緒に帰る事になったのです。先輩と一緒に帰っている時は、誰かに後をつけられるという事はなくなりました。
頻繁に私物が紛失するため上司に相談。警察にストーカー被害を提出後パトロール開始
一週間経った頃、先輩に「もう大丈夫だと思います。これからは1人で帰れます」と伝えました。先輩は笑って、また何かあったら頼ってねと言ってくれました。しかし、先輩と帰らなくなって数日後、今度は会社にある私の机の上に置いている物が無くなるようになったんです。貴重品等は置いていないのですが、ボールペン等の小さい文具がよく無くなりました。
一応机の下を探したり、周りに聞いてみましたが何も解らないと言われるし、その内、鍵をかけている引き出しの中身まで無くなりました。机の上の物がなくなったことを、上司に話していましたが、鍵の閉まった引き出しの中身まで無くなるという事が怖くなりました。この前まで帰宅時に誰かにつけられていた事も一緒に伝えました。
すると、上司が「それはストーカーに違いない。それに犯人は同じ会社の人間だろう。すぐに警察へ被害届を出しなさい」と言ったのです。その日は、上司が気を利かせて午前退勤にして下さったので、そのまま警察署へ行って事情を説明しました。
その時は、ストーカーだという決定的な証拠がないので動きにくいけれど、家の周りの巡回や会社への聞き込みはすると言ってくれました。
警察へ被害届を出したことに怯え、白状した先輩。実は、学生時代にもストーカーの前科あり
次の日、会社へ出勤して上司に警察署へ行った事を伝えていると、先輩が外回りから帰ってきました。私と上司が話し終わると先輩がやってきて、ちょっと聞こえたんだけど警察行ったの?どうしたの?と聞いてきたんです。なので、最近物がよくなくなるので警察へストーカー被害を出した事を伝えると、突然先輩がプルプル震えだしました。
どうしたのかと思ったら先輩が自分の鞄を持ってきて、私の机の上に沢山の物を置き始めました。それらは全て、無くなった私の持ち物です。そして先輩が「魔が差してしまっただけだ。返すから被害届は取り下げてほしい」と言ってきたのです。
私がびっくりして固まっていると、様子を見ていた上司や他の先輩方が先輩を別室へ連れていきました。後日、会社の応接室で社長と専務と上司から聞かされたのですが、どうやら先輩は学生時代にも一度同じ学校の子をストーカーした事があったらしいのです。
先輩は上司と共に警察へ。最悪の事態になる前に早めの対処が必要
私の事を、今時珍しく実家暮らしで、しかも大人しい三歩下がって歩くタイプの人だと思っていたようです。怖がらせればすんなり落ちるに違いないと思い、付きまといや物を盗む等の行為をしていたそうです。
先輩の計画では、ストーカーに怖がる私を真摯に守り、結婚まで持ち込むつもりだったらしく、先輩の鞄には先輩の記入捺印済みの婚姻届けが入っていたと聞かされました。
結局、先輩は上司に付き添われ警察へ行き、先輩家族もこの事で遠くへ引っ越していきました。今後、一切私に近づかないようにという内容の念書もありますし、今のところ、被害はありません。あの時もっと早く被害者意識を持ち、対応していればよかったと後悔しています。
ストーカーにあった時は、何かあってからでは遅いので、早め早めの対処が重要だと感じました。あの日以来、私は防犯の意味も込めて、痴漢撃退スプレーや防犯ブザーを持ち歩いたり、むやみやたらに人を信用しないようにしました。
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