【教えて!クリーニングのQ&A】クリーニングに関しての素朴な疑問はこれで解決!

クリーニング店4店舗

近所のクリーニング店を利用する時に、知っているようで意外と知らないことがありますよね。そこで、一般的なクリーニングを利用する上でよくある質問をまとめてみました。

質問1.ドライクリーニングってなんですか?

クリーニング店での洗濯方法の一つです。家庭では水で衣類を洗いますが、ドライクリーニングは水の代わりに有機溶剤を使用して洗います。有機溶剤は石油、灯油、ガソリンなどの油をイメージすると思いますが、一般のクリーニング店では石油系やパークロールエチレンの有機溶剤を使用しています。

油で洗うため、油汚れに効果があります。水洗いに比べると、シワになりにくく型崩れがしにくいメリットがあり、衣類にやさしい洗濯方法と言えます。けれども、汗などの汚れや水溶性のシミには効果が期待できません。洗濯表示で「ドライ」マークがあるものはドライクリーニングになります。

質問2.ドライクリーニングで何でも洗えますか?

ドライクリーニングは水を一滴も使用せずに、有機溶剤で洗濯する方法です。ほとんどの衣類は洗えますが、一部にスパンコールを使用したものや塩化ビニール製の合皮を使用したものは形が崩れたり、硬くなる場合があります。また、スパンコールやビーズをとめている溶剤が溶けて外れてしまう場合もありますので洗濯表示をご確認ください。

質問3.古いシミや汚れはクリーニングで落ちますか?

シミは時間勝負です。時間が経ってしまったシミはなかなか落ちません。部分漂白などをして落ちるシミもありますが、生地自体を傷めてしまう衣類は、シミ抜きを控える場合もあります。ボールペンやハンコなどのインク、髪染め、ペンキなどシミの種類によっては、落とせないシミもあります。

質問4.クリーニングトラブルにはどんなものがありますか?

衣類をクリーニングしたときのトラブルとして、紛失、商品の入れ違い、汚れの付着、色あせ、色移り、変形(伸びや縮み)、破損、キズ、などがあります。考えられる原因として、
1.クリーニング店に過失がある(例:作業工程でのミス)
2.お客様側に原因がある(例:着用年数による老朽化、保管中の虫食い)
3.洋服を作ったアパレルメーカーに原因がある(例:不良品)
と、大きく3つに分類されます。

質問5.クリーニングトラブルにあったらどうすればよいですか?

まずクリーニング店舗へ商品を持っていきトラブルを伝えましょう。クリーニング店の店員では判断がつかない場合は、店舗の責任者と話し合います。クリーニング店本社のお客様センターや、消費者センターに相談する方法もあります。

あきらかにクリーニング店に過失がある場合は、「クリーニング事故賠償基準」により賠償金が支払われることが一般的です。クリーニングトラブルを未然に防ぐためにも、クリーニングに出すときに店員と一緒に衣類のほつれや傷などを確認したり、クリーニングから返却されたらすぐに衣類のチェックをすることをおすすめします。

質問6.なぜ礼服のクリーニング料金は高いのですか?

「礼服」は高級品扱いのため、通常のスーツよりも金額がグッと高くなります。礼服は一般的なスーツとデザインが異なり、上質な生地を使用し、深い墨汁のような黒の色味が特徴です。

黒一色だから他のものと一緒にドライクリーニングすると、汚れやほこりがつきやすくなります。ですから、礼服は単独で洗い、職人が手アイロンで仕上げるため手間がかかる分、料金が高くなるのです。ビジネスシーンで着用する黒いスーツは、クリーニング店によっては礼服扱いされることもあります。

質問7.クリーニング店でボタンつけやほつれなど衣服の補修はしてくれますか?

一部のクリーニング店ではサービスの一環としてボタンつけやほつれ直し、毛玉取りなどをしてくれる店舗もあります。ただ、状態を見てからの判断になり、部位や大きさによっては有料になる場合もあります。詳細はクリーニング店にお問い合わせくださいね。

質問8.クリーニング店に出してすぐに引取りに行かない場合、何ヶ月お店で保管してくれますか?

保管期間はクリーニング店の会員証や店内に書かれていることが多いです。お店によっても違いますが、お客様が引き取りに来るまでずっとクリーニング店で保管することはありません。

お店で規定された日数が経過したら、お店からお客様に引き取りに来るよう催促の電話をするはずです。早く引き取りに来ることでクリーニングトラブルを防ぐことにもなりますよ。宅配クリーニングでは別料金で保管サービスをしているところもあります。

質問9.嘔吐物が付いてしまったものはクリーニングできますか?

嘔吐物に関しては、感染症など衛生上の理由から断られることが多いようです。どうしてもクリーニングに出したい時は、一度家庭で汚れをやさしく落としてから、持っていきましょう。嘔吐物ときちんと申告した上で受付けをしてくれるクリーニング店では、それ相応の洗い方や消臭加工などの作業をしてくれますよ。

質問10.衣類や布団を配達してくれるクリーニング屋さんはありますか?

お住まいの場所によっても異なりますが、街のクリーニング店のサービスで集荷・配達してくれるお店もあります。また、最近話題の宅配クリーニングはネットで注文でき、全国対応しているので便利です。

宅配便が自宅まで集荷に来てくれて、クリーニング後に自宅に配達してくれます。かさばる衣類をクリーニング店に持ち運ぶ手間もいらず、集荷配達の希望日時が選べるのも嬉しいですね。

リネット クリーニング