服のカビは落とせる!効果的な落とし方とカビの予防法

服のカビ

久しぶりに袖を通そうとした服をよく見てみると、カビが生えていることがあります。でも、あきらめないで!カビは落とすことができます。自宅でできるカビの取り方とその予防法を紹介します。

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【白カビの落とし方】比較的軽度な白カビにはブラッシングとエタノール

白カビはブラシで取るここではカビの種類の中でも軽度なカビ、白カビの落とし方について紹介します。

白カビの落とし方

白カビは根が浅いため、それほど面倒な手間はかかりません。悪化する前に取り除けば被害が拡大する心配もないので、カビができてしまってもそれほど慌てる必要はないでしょう。白カビは洋服用ブラシでブラッシングすれば落とすことができます。ブラッシング前に外で干しておくと、乾燥してカビを根こそぎ除去しやすくなります。

ブラッシングでも取れない場合

薄めたエタノールをタオルに付けて拭き取りましょう。叩くように拭き取ると、生地を傷めることなく、綺麗に仕上げることができます。拭き取ったら天日干しをして乾かします。

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【黒カビの落とし方】頑固な黒カビは酸素系漂白剤で撃退

黒カビは漂白剤で取る黒カビは白カビと違ってカビが繊維の奥まで根付いているので、取り除くのは非常に困難です。

黒カビの落とし方

黒カビは一度付着したらなかなか取れないため、落とすにはある程度リスクを伴います。黒カビを落とす際は、酸素系漂白剤を使います。塩素系漂白剤はカビを落とすことはできても、色落ちや色褪せを引き起こすので避けましょう。

◆用意するもの

  • 50℃くらいのお湯
  • 酸素系漂白剤
  • ゴム手袋

 

手順1.
50度くらいのお湯を用意します。60度以上の熱湯だと熱すぎて効果が薄れてしまうので、効率よく黒カビを落とすには50度程度がベストです。

手順2.
お湯の中に酸素系漂白剤を入れ、よく溶かします。その中にカビを取りたい衣類を入れてもみ洗いをします。この時、素手でもみ洗いをすると手荒れを引き起こすため、ゴム手袋を使用しましょう。

手順3.
もみ洗いが終わったら1時間ほど浸してください。お湯の温度をキープするために、蓋付きの容器に入れておくといいでしょう。1時間後に状態を確認して、黒カビがまだ残っている場合は、再びもみ洗いを行います。

黒カビは一度で落ちないことがあるので、その場合は同じ手順を何回か繰り返す必要があります。黒カビが落ちれば、後は通常の洗濯で大丈夫です。

●それでも落ちない黒カビは重曹を使ってみて●
酸素系漂白剤で落ちない強力な黒カビは、酸素系漂白剤を入れる際に重曹を混ぜましょう。酸素系漂白剤と重曹の割合は1:1がベスト。重曹が加わればカビを落とす力も増しますが、その分服が傷んで穴あきの原因となるので、あくまで最終手段として使いましょう。白カビと違って黒カビは繊維の奥まで浸透しているため、しっかり殺菌して消毒する必要があります。黒カビを落とすまで根気が必要ですが、きちんと洗って消毒すれば、カビの再発生を防ぐことができます。

 

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【特殊素材のカビの落とし方】レザーやスウェードのお手入れ方法

レザーのカビの取り方しばらく着ていなかったジャケットやコートなどの革製品にカビが生えてしまうこともよくあります。

レザーについたカビの落とし方

レザーなど革製品にカビが発生した場合は、濡らしたタオルで抑えるように拭き取ります。乾いたタオル拭くとカビが空気中に広がるため、きつく絞った濡れタオルを使用して下さい。重曹を濡れた布につけて、汚れた箇所を拭き取るのも効果的です。

カビを除去した後はしっかり乾かします。乾燥が不十分だとシミやニオイの原因になります。しっかり乾いたら保湿クリームを塗り、乾拭きをして保管してください。

スウェードについたカビの落とし方

スウェードはブラシでこすって取り除きます。軽度のカビならブラッシングだけで取り除くことができますが、カビが奥深くまで根付いている可能性もあるので、拭き取り後は除菌スプレーをしておきます。

陰干しした後にブラッシングすれば、ダメージを抑えられます。軽い汚れなら、消しゴムで取り除くことも可能。消しゴムで汚れを落とした後も、ブラッシングして生地の表面を整えておくことも忘れずに。

カビが発生する条件とは?まずは保管環境を見直そう

カビは条件が揃えばどこでも発生します。さらに、黒カビは他のカビと違って乾燥した場所や低温の環境にも強いため、ちょっと油断すると、いつの間にか黒カビが発生してしまいます。

カビが発生する条件

カビが発生する原因はいくつかありますが、基本的に湿気の多い環境を好むため、梅雨の季節は特に注意が必要です。

1.湿度
湿度が70%を超えた室内は、カビが発生する好条件となります。湿度が80%以上になってしまうとカビの発生速度も加速し、あっという間に繁殖してしまいます。
2.温度
室内の温度にも注意が必要です。カビは人間と同じく、25〜28度くらいが生育に最適な気温となるので、春や秋の時期は油断禁物です。

カビが発生しやすい場所

家の中でカビが発生しやすい場所は、クローゼットやタンス、衣装ケースや洗濯槽などです。これらの場所は普段密閉されていて湿気がこもりやすいため、カビも発生しやすくなります。加えて、カビはホコリを栄養源とするため、掃除をあまりしないホコリっぽい部屋も注意しましょう。

カビが発生しやすい服

カビが発生しやすい服は様々ありますが、例えば礼服はクローゼットにしまっておくことが多いため、湿気がこもってカビが発生しやすくなります。さらに、カビはタンパク質や炭水化物を栄養にしているため、動物繊維でできたウールやシルクなどの服も被害に遭いやすいです。

服についた汚れはカビの栄養素となるため、シミが残っている服をそのままに保管しておくことも、カビを繁殖させてしまいます。レザーバッグやレザージャケットなども要注意。革製品には油脂やタンニンなどカビの栄養源が含まれている他、手の脂など汚れが付着しているため、手入れせずにクローゼットに放置しておくとカビが発生してしまいます。

◆ビニールカバーは必ず外して保管
クリーニング店から持ち帰った服も注意してください。ビニールカバーのついた服は通気性が悪いため、そのまま保管するとカビが発生してしまいます。せっかくクリーニングできれいになった服にカビが発生してしまうのは悲しいですね。必ずビニールカバーを取ってから保管しましょう。ほこりが気になるなら不織布のカバーをかけて通気性を確保してください

●服のカビでアレルギーを起こすこともある●
湿気の多い日本はカビが発生しやすいため、服のカビが原因で、喘息などのアレルギー症状を起こすこともあります。体が元気なうちはそれほど気になりませんが、知らず知らずのうちに健康を害していることもあります。特に、小さなお子さんやお年寄りは免疫力が低いため、アレルギー等体調不良を引き起こす確率も高くなります。服のカビを見つけたらすぐに取り除きましょう。

 

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服にカビが生えないように、日頃からできる対策とは

虫干ししてカビ対策服にカビを生えさせないためには、日頃からカビ対策を行い、カビが生えにくい環境を作ります。

1.クローゼットを除湿

特に雨の多い季節はクローゼットやタンスに湿気がこもりがち。天気の良い日にクローゼットのドアを少し開けておくだけで、カビを予防することができます。晴れた日が少ない季節は、ドアや襖を全開にして除湿機をかけます。「ドライペット」や「水とりぞうさん」などの除湿グッズを利用するのも効果的です。

2.服に湿気や汚れを残さない

一度でも袖を通した服は、目に見えなくても汚れています。洗濯をするかしっかり乾燥させてからしまうようにします。また、シーズン後の洋服を保管する際は、事前に汚れを落としておきましょう。汚れたまま保管してしまうと、カビが発生するだけでなく、虫食いや黄ばみの原因となります。

3.定期的な虫干し

一度しまった服でも時折虫干しをすることで湿気を除去できます。虫干しは梅雨明けの時期と冬に行うのが効果的です。

◆要注意!洗濯槽のカビ
洗濯した服から異臭がするのであれば、洗濯槽にカビが繁殖している可能性もあります。カビが付着した服を着続けていると、知らない間にアレルギーが発症することもあります。一度洗濯槽を点検し、カビが発生していたら掃除をして下さい。

まとめ

  • 白カビはブラッシングで取る
  • 頑固な黒カビは酸素系漂白剤でつけ置き洗い
  • 湿気対策には換気第一
  • 着用後の衣服は乾燥させてからしまう

 

カビは湿気と温度、水分があればすぐに発生します。出かける時にはクローゼットを開けておく、風通しを良くするために時々扇風機を当てることでカビの発生を最小限に防ぐことができます。

ただし、汗をかいたままの服や汚れが付着した服はカビの恰好の餌になってしまうので、クローゼットの中には清潔な衣類を収納することを心がけて下さい。普段からカビ対策をしっかり行い、安心して暮らすことのできる環境を整えましょう。

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